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確定申告を税理士に依頼する費用はいくら?相場と依頼パターン別の比較

2026
10/14
確定申告を税理士に依頼する費用はいくら?相場と依頼パターン別の比較
確定申告を税理士に依頼する費用はいくら?相場と依頼パターン別の比較

確定申告を税理士に依頼するとき、最初に気になるのが費用です。

税理士の報酬には、決まった料金表がありません。

以前は税理士会の報酬規定がありましたが、2002年に廃止され、現在は事務所ごとに自由に設定されています。同じ依頼内容でも、事務所によって金額が変わります。

この記事では、確定申告を税理士に依頼する費用の相場を、依頼パターン別に比較します。

追加費用がかかりやすいケース、費用を抑える方法、千代田税理士法人の料金もあわせて紹介します。

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確定申告の税理士費用は3つの要素で決まる

見積もりの金額は、主に次の3つで決まります。

依頼する範囲

もっとも金額に影響するのが、どこまで任せるかです。

申告書の作成だけを依頼する場合と、日々の記帳から任せる場合では、税理士の作業量が大きく変わります。

年間を通じて相談できる顧問契約は、さらに範囲が広がります。

年商と所得の種類

年商が大きいほど取引の数が増え、費用も上がります。

所得の種類も影響します。事業所得に加えて不動産所得や譲渡所得がある場合、計算と添付書類が増えるため、加算されるのが一般的です。

依頼する時期と資料の状態

確定申告の期限は、原則として翌年の3月15日です。

期限の直前は依頼が集中するため、割増料金を設定している事務所や、受付を締め切る事務所があります。

領収書や請求書が整理されていない場合も、作業が増える分費用が上がります。

【依頼パターン別】確定申告の税理士費用の相場

依頼パターンごとの相場は次のとおりです。金額は目安で、事務所や依頼内容によって変わります。

依頼パターン 費用の目安 向いている人
申告書の作成のみ年100,000円〜記帳は自分でできる個人事業主
記帳代行+申告書の作成年280,000円〜経理に時間を割けない個人事業主
顧問契約月額顧問料+決算申告料節税や資金繰りも相談したい人
会社員・副業の申告数万円〜医療費控除や副業収入を申告する人

申告書の作成だけを依頼する場合

記帳は自分で行い、決算と申告書の作成だけを依頼するパターンです。年商別の相場は次のとおりです。

年商 費用の目安
500万円未満100,000円〜
500万円以上1,000万円未満150,000円〜
1,000万円以上200,000円〜

帳簿の内容に誤りが多い場合は、修正の作業が発生します。その分が追加されることがあります。

記帳代行も依頼する場合

領収書や通帳の写しを渡し、記帳から任せるパターンです。記帳代行の費用は、月の仕訳数で決まるのが一般的です。

月の仕訳数 月額の目安
200以下15,000円程度
201〜30020,000円程度
301〜40025,000円程度
401〜50030,000円程度
501以上35,000円程度

仕訳数が月200以下、年商500万円未満の場合で試算します。

年間費用の試算(仕訳数 月200以下・年商500万円未満)

記帳代行 15,000円 × 12か月 = 180,000円
申告書の作成 100,000円〜
年間合計 180,000円 + 100,000円〜 = 280,000円〜

顧問契約を結ぶ場合

顧問契約の料金は、次の組み合わせが基本です。

顧問契約の年間費用の計算式

基本の構成 月額顧問料 × 12か月 + 決算申告料 + オプション費用
試算例
(年商5,000万円未満)
40,000円 × 12か月 + 160,000〜200,000円 = 640,000〜680,000円

記帳代行は別料金になることがほとんどです。

金額は上がりますが、期中の節税対策、資金繰りの相談、税務調査への対応まで任せられます。

会社員や副業の申告を依頼する場合

会社員が医療費控除や住宅ローン控除の初年度の申告を依頼する場合、費用は数万円が目安です。

副業の収入、不動産所得、不動産の売却による譲渡所得がある場合は、計算が複雑になります。

内容に応じて数万円から十数万円以上の幅があります。必ず事前に見積もりを取ってください。

追加費用がかかりやすい5つのケース

基本料金とは別に、次のケースで加算されることがあります。見積もりの段階で確認してください。

  1. 1期限の直前に依頼する:2月後半以降の依頼に割増を設ける事務所があります
  2. 2資料が整理されていない:領収書の仕分けや不足資料の確認に作業がかかります
  3. 3消費税の申告が必要:インボイス登録などで課税事業者になっている場合、消費税申告の費用が加わります
  4. 4所得の種類が複数ある:不動産所得、譲渡所得、暗号資産の取引などは別料金になりやすい項目です
  5. 5過去の年分もまとめて依頼する:期限後申告や修正申告は、年分ごとに費用がかかります

スポット依頼と顧問契約はどちらが得か

年商500万円未満、記帳も任せたい個人事業主のケースで比較します。

比較項目 スポット(記帳代行+申告) 顧問契約
年間費用の目安280,000円〜事務所・年商により異なる
期中の節税相談原則なしあり
資金繰り・融資の相談原則なしあり
税務調査への対応別途依頼継続して対応

スポット依頼は、申告時点の数字を正しくまとめる業務です。申告の時期にはその年の取引が終わっているため、打てる節税策は限られます。

顧問契約は、期中から対策を打てます。設備投資の時期、小規模企業共済などの活用、法人化の判断など、1年を通じて相談できます。

創業直後は、顧問料を低く設定している事務所もあります。

その場合、スポットと顧問契約の費用差は小さくなります。金額だけでなく、含まれる業務の範囲で比較してください。

自分で申告する場合とのコスト比較

自分で申告する場合、かかる費用は会計ソフトの利用料が中心です。金額だけを見れば、税理士への依頼より安く済みます。

ただし、見えにくいコストが2つあります。

1つ目は時間です。記帳と申告書の作成にかかる時間は、本業に使えたはずの時間です。

2つ目は誤りのリスクです。経費の計上漏れや控除の適用漏れは、税金の払い過ぎにつながります。申告に誤りがあれば、加算税や延滞税がかかる場合もあります。

事業所得や不動産所得の申告のために支払う税理士費用は、必要経費に計上できます。実質的な負担は、支払った金額より小さくなります。

税理士費用を抑える5つの方法

依頼の仕方で、費用は変わります。

  1. 1早めに依頼する:年内から1月中に相談すると、割増を避けられ、事務所も選べます
  2. 2資料を整理して渡す:領収書を月別にまとめ、通帳の写しや請求書をそろえておきます
  3. 3会計ソフトで記帳しておく:記帳代行の費用がかからず、申告書の作成のみで依頼できます
  4. 4依頼範囲を明確にする:何を任せ、何を自分で行うかを決めてから見積もりを取ります
  5. 5料金に含まれる業務を確認する:安く見えても、決算料や消費税申告が別料金の場合があります

無資格の業者による申告の代行にも注意してください。申告書の作成や税務相談は、税理士の独占業務です。依頼先が税理士または税理士法人であることを確認します。

千代田税理士法人の料金

千代田税理士法人では、創業3年以内の法人と個人事業主の方を対象に、創業支援特別料金を用意しています。

年商 月額顧問料 会計入力代行料(月額) 決算料 年間費用の合計
300万円未満10,000円なし(通常5,000円)なし(通常100,000円)120,000円
300万円以上1,000万円未満10,000円なし(通常5,000円)50,000円(通常100,000円)170,000円
1,000万円以上2,000万円未満15,000円5,000円(通常10,000円)100,000円(通常150,000円)340,000円
2,000万円以上3,000万円未満20,000円10,000円(通常15,000円)150,000円510,000円
3,000万円以上5,000万円未満25,000円15,000円(通常20,000円)200,000円〜680,000円〜
5,000万円以上1億円以下30,000円〜20,000円〜250,000円〜850,000円〜
1億円超40,000円〜30,000円〜350,000円〜1,190,000円〜

※金額は税抜です。
※創業3年以内の法人・個人事業主の方が対象です。割引の対象期間は1年間です。
※年間費用の合計は、月額顧問料と会計入力代行料の12か月分に決算料を加えた金額です。
※税務調査の立ち会いなど、一部上記以外の費用が発生する場合があります。

出典:千代田税理士法人 料金案内

年商300万円未満の場合、会計入力の代行と決算を含めて年間120,000円です。年商300万円以上1,000万円未満の場合は、年間170,000円です。

先に試算したスポット依頼(年商500万円未満、記帳代行+申告で年間280,000円〜)と比べると、費用を抑えたうえで、年間を通じた相談ができます。

なお、特別料金の適用は1年間で、2年目以降は通常料金になります。

対象外の方や、確定申告のみのご依頼は、内容をお伺いしたうえでお見積りします。費用はご相談の内容によって変わります。

費用以外に確認したい3つのポイント

金額が近い事務所で迷ったら、次の3点で比較してください。

  1. 1対応の早さ:質問への返答が早いかどうかは、初回の相談でわかります
  2. 2自分の業種や状況への理解:創業期、不動産、副業など、自分と近い事例の経験があるかを確認します
  3. 3相談の手段:オンライン、電話、チャットなど、自分が使いやすい手段に対応しているかを見ます

まとめ

確定申告の税理士費用は、依頼する範囲、年商と所得の種類、依頼の時期と資料の状態で決まります。

相場の目安は、申告書の作成のみで年100,000円〜、記帳代行も含めると年280,000円〜です。

顧問契約は月額顧問料と決算申告料の組み合わせで、期中の節税や資金繰りの相談まで任せられます。

期限の直前の依頼、未整理の資料、消費税の申告、複数の所得は、追加費用の原因になります。

早めに依頼し、資料を整理し、依頼範囲を明確にすることで費用は抑えられます。

見積もりを比べるときは、金額だけでなく、料金に含まれる業務の範囲を確認してください。

千代田税理士法人では、創業3年以内の方を対象に、月額10,000円からの創業支援特別料金を用意しています。初回のご相談は無料です。費用の見積もりだけでも、お気軽にご相談ください。

確定申告の税理士費用に関するよくある質問

税理士に支払った費用は経費になりますか?

事業所得や不動産所得の申告のために支払った費用は、必要経費に計上できます。

一方、会社員が医療費控除などの申告のために支払った費用は、経費として差し引くことはできません。

いつまでに依頼すればよいですか?

年内から1月中の依頼が目安です。確定申告の期限は原則として3月15日です。

2月後半以降は依頼が集中し、割増料金がかかる事務所や、受付を終了する事務所があります。

見積もりは無料で取れますか?

多くの事務所が、初回の相談と見積もりを無料で受け付けています。千代田税理士法人も初回のご相談は無料です。

依頼範囲と資料の状況を伝えると、見積もりの精度が上がります。

会社員の医療費控除だけでも税理士に依頼すべきですか?

医療費控除やふるさと納税だけであれば、e-Taxを使って自分で申告できるケースがほとんどです。

税理士への依頼が向いているのは、副業の収入、不動産所得、不動産の売却など、計算が複雑な場合です。

確定申告だけを依頼することはできますか?

事務所によって対応が分かれます。スポットの依頼を受け付けている事務所もあれば、顧問契約を前提とする事務所もあります。

千代田税理士法人へのご依頼は、まず無料相談で内容をお聞かせください。

市邉 隆志

このコラムを執筆した税理士

市邉 隆志

千代田税理士法人代表

千代田税理士法人代表。会計税務はもちろん、多種多様なご相談に応えるには、所員が長く働き経験を重ねることが欠かせません。離職率ゼロを目標に、お客様にとって日本一の会計事務所を目指します。安心してお任せください。

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このコラムを監修した税理士

市邉 隆志

市邉 隆志

千代田税理士法人代表

千代田税理士法人代表。会計・税務にとどまらない幅広いご相談に、経験豊富な所員が長く寄り添い、お客様にとって日本一の会計事務所を目指します。

市邉税理士のプロフィール
石野 裕之

石野 裕之

税理士/元国税調査官

元国税調査官として税務調査・申告書審査に従事。税務署側の視点から、申告や経費判定で迷いやすい点を整理し、正確で安心できる対応を心がけています。

@noppezeirishi 石野税理士のプロフィール

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