税理士になる前は、国税局で13年間、調査官として現場に立ってきました。個人・法人あわせて300件を超える税務調査に携わり、その後は医療特化の税理士法人や事業会社の経理主任を経て独立しました。税務を「調べる側」と「守る側」の両方から見てきた経験が、今の仕事の土台です。
大切にしているのは、調査官も税理士も同じ人だという姿勢です。互いに礼節を持って向き合う。そのうえで、お客様に理不尽が及びそうなときは、根拠を揃えて毅然と立ち向かいます。守るべきときに、きちんと守れる税理士でありたいと考えています。
経費の考え方も、根っこは同じです。認められるべき経費まで諦めてしまうような、過度に保守的な処理はしません。一方で、行き過ぎた対策には頼らず、活かせる制度は正しく活かして、払うべき税金はきちんと払う。調査の現場で多くの経営者の方にお会いしてきましたが、このバランスを大切にする方ほど金銭的にも成功されていたというのが、私の偽らざる実感です。
独立してからの約6年間は、自ら事務所を経営してきました。経営者の苦しみや孤独、人を雇い任せることの難しさも、身をもって知っています。勤務に戻った今は、経営者の気持ちも、働くスタッフの気持ちも、同じ目線で受け止められることが私の強みだと思っています。
日々心がけているのは、「わからないことが、わからない」という目線に立つことです。専門用語をかみ砕き、クラウド会計やDXも活かしながら、難しい話をわかる言葉に置き換える。経営に一番近い場所で、長くご一緒できるパートナーでありたいと思っています。